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  • 執筆者の写真aspice

らくちんコーヒー

開店からしばらくはお客様へのコーヒーサービスに、ALESSIの直火式ナポレターナやエスプレッソメーカーを使っていたのですが、なかなか数がさばけないんですよね~

バラバラに三名いらっしゃると、もうアップアップ

同時に三名までなら何とかいっぺんに作れるのですが、バラバラにいらっしゃるお客様に都度対応するのはやはり向いてない。

1979年リチャード・サパーにより“直火式エスプレッソメーカー 9090”が発表されました。

ワンタッチ着脱式のハンドルや液だれしない注ぎ口など、デザインのみならず使い勝手にもこだわり抜いて作られています。

イタリアでは、コーヒーといえばエスプレッソ、蒸気による高い圧力をコーヒー豆にかけて、一気に抽出します。

そのため、コーヒーのエキスは少量の湯だけで余すことなく抽出され、独特の深いコクが生み出されるのです。

日本では、エスプレッソメーカーというと電気式がメジャーですが、本場イタリアでは、実はこの直火式メーカーの方が圧倒的に広く普及しています。「マキネッタ」と呼ばれ、ほとんどの家庭がこの器具を使って毎日のコーヒータイムを楽しんでいるのです。どの家庭でも最低1台は持っているといわれてるので、日本の「きゅうす」のような存在ですね。

18-10ステンレス鏡面仕上げ

★第11回 コンパッソ・ド―ロ賞 受賞

一方こちらはドリップ式

“ナポレターナ 90018”が発表されたのが1987年。

リッカルド・ダリージによるデザインで、200点以上ものプロトタイプの制作と試行錯誤、その設計・開発には実に 9年もの歳月を要しました。

コーヒーと水を入れて直火にかけ、お湯が噴き出したら、それを合図に火から下ろし、くるりとひっくり返してしばらく放置、コーヒーが下に落ちたら出来上がり。

抽出前にじっくりと蒸らされた豆からは、うまみの詰まったコクのあるコーヒーが生まれます。

なんとワイルド!傷だらけ、ススだらけになるまで、使い倒してみたい

本体は 18-10ステンレス鏡面仕上げ、取っ手にはクルミ材が用いられています。

★第12回 コンパッソ・ドーロ賞 受賞

そして、こちらがらくちん“エスプレッソマシン illy FrancisFrancis!X7.1”

コーヒーカプセルによるエスプレッソ抽出システムです。

カプセルをセットしてボタン押すだけで誰でも簡単に完璧な本格エスプレッソがつくれます。

らくちん、らくちん

大勢のお客様への対応もこいつがあれば充分!

いつも同じクオリティのものがつくれます。

助かってます!とても・・・本当に・・・

でも・・・なんか・・・つまんない

たまに、手間ひまかけて、直火式で淹れたくなるんだよね~

なんだろ・・・

器具をセッティングするときの手触り感とカチャカチャ音、お湯が吹き零れる音、カップに移すときの湯気・・・香り・・・

自分で飲むときは、コーヒーを淹れる過程も含めて味わいたい・・・

やはりこいつらは、自分のために、自分のペースで、ここ一番のコーヒーを淹れるためのものだねえ

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